※掲載している写真はすべて当店の苗およびその品種の参考写真です。
※咲く花の色も個体によって異なる場合がありますのであらかじめご了承ください。
■■サフラン■■
サフランライスやパエリアなどでおなじみのあざやかな黄色の香辛料がサフランです。スペイン料理やフランス料理のスパイス、ハーブティ、染料などに使用されます。ひとつの花から3本しか取れないめしべが原料のため、わずかな量しか収穫できずスパイスの中でとても高価です。価格がもっとも高かった頃は金にも匹敵したと言われます。水に30分以上つけて色を出し、溶け出してくる黄色い色を料理や染物に使用します。漢方で鎮静、鎮痛、通径など薬用として利用されるほか、秋にキレイな紫色の花を咲かせるため観賞用としてもおすすめです。毒性のある「イヌサフラン」という類似種に注意してください。異なる点は3本の柱頭です。和名番紅花(ばんこうか)。
■学名 | Crocus sativus |
■科名 | アヤメ科 多年草 |
■原産地 | 地中海沿岸 |
■コンパニオン | |
■収穫箇所と主な利用法 |
■■育て方■■
日あたりよく水はけのよい土地であればとくに土質は選びませんが、適しているのは腐葉土や堆肥のたっぷり入った肥沃な土です。日照不足になると花つきが悪くなるので一日の半日は日のあたる場所に置いてください。冷涼な気候を好みます。球根から栽培するハーブで9月頃に少し間隔をとって植えつけます。秋の植えつけなので神経質な水やりは不要です。乾燥気味に管理するのがポイントです。大きい球根ほど花を多くつけます。花が咲いたらめしべを摘みとり乾燥させて使用します。水耕栽培もできるため部屋の中でもベランダでも楽しめるハーブです。冬に葉が伸びますが、翌4月頃から葉が黄色くなりはじめ、半分ほど黄色くなったら球根を掘りあげて乾燥させて保存。秋に再び植えつけます。草丈約20cm。
夏の対策
高温多湿に弱いので春以降に球根を掘りあげて涼しい場所で保存します。
冬の対策
寒さにとても強いので防寒の必要はありません。
栽培時期 | |||
春 | 夏 | 秋 | 冬 |
■赤がベストシーズン、■緑が栽培できる季節です。
栽培環境 | |||
■気温の目安 | 冷涼な気候を好む 耐寒性 | ||
■栽培場所 | 日なた | 半日陰 | 日陰 |
■土壌 | 肥沃 | 普通 | 乾燥 |
■土 | 水はけ良く | 普通 | 湿った |
■水やり | たっぷり | 普通 | 少なめ |
■肥料 | 多め | 普通 | 少なめ |
■赤が栽培に適した環境です。
■■使い方■■
花が咲いたらていねいにめしべを抜いて十分乾燥させて保存します。ハーブティ、サフランライス、パエリア、ブイヤベース、ケーキなどの色と香りづけに。少量でも色が出るので入れ過ぎないよう注意です。鎮痛、鎮静、消化促進などの作用があり腹痛や婦人病などにも効果があるとされます。
◎サフランティに!
◎サフランライスに!
サフランをお湯にひたして色を出してからご飯を炊きます。
よくかき混ぜてから炊くと色ムラの少ないキレイなサフランライスが炊きあがります。
◎お菓子に!
◎料理に!
とくに魚介類や乳製品と相性抜群です。
◎焼酎などにそのままつけて!
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開花期 | ||||||||||||
収穫期 |
■収穫期、開花期は目安です。栽培環境や個体によって異なります。